全日本大学軟式野球選手権大会 準優勝
私達、同志社大学軟式野球部は第38回全日本大学軟式野球選手権大会において準優勝という結果に終わりました。
創部2度目の全国制覇を目標に挑んだ今大会でしたが、直前の練習試合では思ったような形ができず、不安の中で長野へ出発しました。
迎えた初戦、東京六大学代表の強豪・明治大学との試合は白熱した投手戦で延長12回の末、勝利を掴みとりました。お互いのチームの大応援団から全国大会の雰囲気は十分伝わってきました。
続く2回戦も勢いそのまま勝利し、迎えた3回戦。相手は昨秋の西日本大会で敗れた中京学院大学です。「同じ相手に2度も負けられない、リベンジしよう」そんな声があがりました。試合は最終回までもつれるもサヨナラ勝ちでリベンジを果たしました。
準決勝は昨年度優勝校の帝京大学。
この試合も9回で決着せず、延長戦へと突入します。延長に入る前、「同志社は接戦に強いぞ」と円陣で鼓舞しました。奪った2点を守りきり、決勝戦進出を決めます。
迎えた白鴎大学との決勝戦。
「勝っても負けても最後。皆で笑って終わろう」全力で挑んだ試合でしたが、これまで鉄壁であった自慢の守備に綻びが生まれ、どんどん点差が離されていきます。
最後の最後で自分たちの野球が出来ず、敗戦となりました。
全国には自分たちよりも力や技術で上回るチームが沢山ありました。
このようなチームにも勝っていけたのは同志社の組織力がそれを上回ったからだと言いきることが出来ます。試合に出る選手はチームの想いを背負い、控え選手はグラウンドに立つ選手を信じ、一体となって闘うという全員野球の形が同志社軟式野球部の1番の強さでありました。
それでも届かなかった全国の頂点。新チーム結成以来、日本一になるためにはどうすれば良いかを主将として考え続けてきました。しかし、あと一歩足りない部分がありました。
今はそれが何かはまだ分かりませんが、優勝できなかった事実を受け止め、来年度必ず日本一になり、同志社野球を全国に轟かせたいと思います。
先制打を放つ宮木(商2)

内野の要として好守を見せる白城(経2)

同点となる適時2塁打を放つ寺川(政策2)

5試合に登板し、力投を見せた蔵中(法2)

準決勝で先制のホームを踏み、笑顔でハイタッチする坂主将(社3)

準優勝に輝いたナインたち (ベンチ入りメンバーのみ)

準優勝に輝いた同志社ナインたち (全員)

同志社大学軟式野球部主将 坂 純也
写真:同志社スポーツアトム編集局提供